こんにちは!ちょんまげバニラです。
ダンパーの波に突っ込んでないですよね?プロサーファーでもビハインドピークからテイクオフしませんよ。
たまにプロサーファーでもテイクオフして波がダーン!ってなってる動画とかありますが、あれはミスってるだけです。本人はダンパーの波とか、ビハインドピークからテイクオフはしてないです。
波を選びまくって自分なりにGOサインを出してからその波にテイクオフしてます。
ビーチブレイクでサーフィンすることが多いと思いますが、ダンパーの波でもテイクオフする場所が見極められれば、チョット速いブレイクと感じるだけで決してダンパーの波ではなくなります。
ではなんでダンパーの波という言葉があるのかというと、テイクオフするときには既にビハインドピークになっちゃってるからです。
ビハインドピークって何?
ビハインドピークとは一つの波にピークが複数あるときで、テイクオフするときに進行方向側にもう一つピークがあることです。
波のピークを見つけてパドリングを開始してもテイクオフする瞬間に3メートル先が同じくらいブレイクしそうな感じになってたら、パドリングしてるところがビハインドピークに変わってます。
ド三角の波以外はほとんどピークが移動してたり、ピークが複数あったりします。
あとはワイドな波ですね。テイクオフする瞬間に台形みたいな形の波になって、その台形の真ん中あたりからテイクオフする場合もビハインドピークになります。
真ん中あたりからテイクオフしなくても進行方向側に一つでもピークがあれば、ビハインドピークになります。
で、聞いてみました。ビハインドピークからチャレンジしてるサーファーに。
抜けれそうなので、テイクオフしたくなるみたいです。
なるほど。確かにテイクオフする瞬間は抜けれそうに見えます。
僕も以前は、ビハインドピークから抜けれると思って何回もテイクオフしてましたもん。
プロサーファーでもビハインドピークからテイクオフしない!
え?っと思うでしょうが、プロサーファーでもビハインドピークからテイクオフしません。
パドリングをしていてもビハインドピークになれば波をスルーします。
基本プロサーファーなのでパドリングを開始するまでに波を見極めているので、ほとんどビハインドピークになることはないと思いますが。
テイクオフする瞬間にビハインドピークになってしまう人は間違いなく、波のピークを選び間違えています。
それと、波のスピードの見誤りですね。
ビハインドピークからテイクオフするとデメリットしかない
サーフィンを始めて間もない人ならガンガンパドルしてガンガンテイクオフの練習もいいですが、ビギナーではないサーファーはビハインドピークからテイクオフしていてはデメリットしかありません。
波が小さいからといってビハインドピークからテイクオフしても絶対内側のピークがブレイクしてつかまります。抜けれません。
波が大きいときもビハインドピークからテイクオフしてもつかまります。ガッツリ波に巻かれたり、最悪ドハマりして体力を消耗するだけです。
今日はパドリングしかしてない。みたいな。
波が超デカいときにビハインドピークからテイクオフしたら命がいくらあっても足りません。
というようにビハインドピークからテイクオフしてもデメリットしかありません。
一つメリットを上げるとするなら、テイクオフができるだけです。ボトムに行くだけの。
ビハインドピークからテイクオフすることの最悪のデメリットは良い波を選ぶ目が進化しないことです。
アウトからウネリが入ってきてピークを見定めてからパドリングしてるのに、いざテイクオフする瞬間にビハインドピークになるということは、波のピークを見極める目が間違ってます。
なので波の見る目を養うためにもビハインドピークになったときはスルーしたほうがいいです。
前乗りされたときはビハインドピークにいる可能性がある
前乗りされて怒ってる場合じゃないですよ。前乗りされた人はビハインドピークにいることが多いです。
建前では、ワンマンワンウェーブなので奥のピークにいるサーファーに優先権があるので気持ちは解りますが、4メートル先に同時にテイクオフしようとしてるサーファーがいたら、前乗り云々ではなく自分のピークの見誤りだと認識したほうがいいかもです。
あなたのサーフィン上達の妨げになります。
ビハインドピークにならないように波を見極める目を
もし、ビハインドピークからテイクオフしないって事が信じられないなら、次回サーフィンするときに上手いサーファーを観察してみてください。
ビハインドピークからテイクオフしてるのは中級者クラスのサーファーが多いです。中途半端にサーフィンが上手いので抜けれると思ってテイクオフしてます。
で、本当のピークのとこで捕まってます。
ではどうやって波を見極める目をつくっていくのか。
波待ちしてるエリアの自分が追いかけられる範囲に入ってくるウネリのブレイクを全部把握するようにします。していきましょう!
自分が乗らない波も波の後ろからブレイクするのを観察します。波に乗っているサーファーを見るのではなく波のブレイクを観察します。波の裏からピークを見つけたり、ワイドになっている場所を把握するようにします。
そうすると、どこで波に捕まるのかが解るようになります。
波を見る目だけではなく、そのポイントの波の癖もある程度解るようになります。
ここは少しタルくて、ここから速くなるんだとか。この波は良いと思ったけど、ショルダーが張らないなとか。あそこのピークからテイクオフしてもここで必ず捕まる。とか。
セットの波でもピークの場所は変わってきますので、その中で自分にとってベストな波だけを選ぶように厳選したほうが、波を見極める目が養えます。
波を観察することが慣れてきたら、誰よりも先に波を見つけてパドリングを開始することができるようになります。
サーフィンで波に乗れる本数は、波のピークを速く見極めてパドリングを開始することと比例します。
まとめ
ビハインドピークからテイクオフしていては何のメリットもありません。
波に乗れたとしても内側にあるピークまでです。
ただ問題なのが、乗ってる本人がビハインドピークからテイクオフしてることに気づいてない!ということなんですよね。
突っ込んでますね!って話かけられたら、ビハインドピークからいってるかもしれません。
波を見極める目は簡単に手に入れられないかもしれませんが、ものにすればサーフィンの上達は目まぐるしく早くなりますよ。
パドルとテイクオフがしっかりできるなら、次にやるべきことは波を見る目の練習ですね。
以上です。今回も読んでくれてありがとうございました。
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